It Takes Courage to Love ‐ Dreamerman77
あらすじ
「It Takes Courage to Love」は英雄的な行動と禁断の愛をテーマにしたスローバーンな物語です。2人の母親とその息子たちの物語が交錯し、戦争や事故による心身の傷を抱えながらも、愛と回復を通じて絆を深めていきます。マークと母親のサラ、イーサンと母親のエレノアを中心に、過酷な現実を乗り越え、互いへの深い愛を見出していく過程が描かれます。
登場人物
- マーク・ジェンキンス 24歳:アフガニスタンでのIED爆発で重傷を負った海兵隊伍長。勇敢な行動で仲間を救い、シルバースターやパープルハートを受章。妻シルビアの裏切りと心身の傷に苦しむが、母サラとの親密な関係で回復。
- サラ・ジェンキンス 39歳:マークの母親。夫に捨てられ、シングルマザーとしてマークを育てた。息子の負傷後、彼を支え、徐々に禁断の愛へと進展。強い母性と愛情を持つ。
- イーサン・ジョーンズ 22歳:洋上風力発電所の事故で片足を失った若者。仲間を救うため命を懸け、身体的・精神的苦痛を抱える。母のエレノアへの愛を再び見出し、関係を深める。
- エレノア・ジョーンズ 年齢不明:イーサンの母親。夫のハンクとの冷めた関係の中で息子と親密になるが、かつての恐怖から彼を遠ざけた過去を持つ。エサンの事故を機に愛を受け入れる。
展開
パート1:マークとサラの物語
- 第1章(アフガニスタン、2014年3月):マークはアフガニスタンでの任務中、IED爆発と敵の銃撃に遭遇。仲間を救うため命を懸け、自身も重傷を負います。勇敢な行動で3人の仲間を救い、意識を失うまで戦い続けます。
- 第2章(サンアントニオ、2014年3月):マークの母サラは、息子が重傷を負ったと知り、病院で彼を支えます。妻シルビアの無関心にショックを受け、彼女との関係の亀裂を感じます。マークの命が助かったことに安堵しつつ、過酷な回復の道を覚悟します。
- 第3章(オクラホマ、2014年5月):シルビアの離婚と妊娠の告白でマークは精神的に打ちのめされます。サラの家に引っ越し、彼女の支えで回復を目指します。授賞式でシルバースターやパープルハートを受け、英雄として称賛されるも、自身はそれを否定します。
- 第4章(2014年6月):マークの精神的・性的な問題(勃起不全)が明らかになり、サラは彼を助けるため親密な関係を始めます。最初はサラが半裸で寄り添い、彼の回復を促します。徐々に相互の性的行為に進展し、関係が深まります。
- 第5章(2014年8月):地域のBBQパーティーで、サラはマークへの愛を自覚。夜の野原で初めて結ばれ、愛を確かめ合います。その後、情熱的な愛の行為を繰り返し、マークは精神的・肉体的に回復。ボランティア活動で新たな目的を見出します。
- 第6章(2017年8月):3年後、マークとサラは恋人として幸せに暮らし、マークはクロスロードで他の負傷者を支援。イーサンとエレノアに出会い、彼らを支援グループに迎えます。
パート2:イーサンとエレノアの物語
- 第1章(洋上風力発電所、2017年5月):イーサンは風力発電所の火災事故で仲間ラリーを救うが、自身は重傷を負い、片足を失います。過酷な状況下で英雄的な行動を示します。
- 第2章(オクラホマ、2017年5月):病院で目を覚ましたイーサンは、母親のエレノアに支えられます。彼女は息子を遠ざけた過去を悔い、彼の回復を全力で支える決意をします。イーサンは自身の障害に絶望しつつも、母の愛に支えられます。
- 第3章(2017年6-7月):イーサンの回復は進むが、精神的苦痛は続きます。ラリーの家族が感謝に訪れ、イーサンの行動が無駄ではなかったことを実感。エレノアは過去の過ちを振り返り、息子への愛を再考します。
- 第4章(2017年8月):イーサンは退院し、父ハンクの冷酷な言葉に傷つけられます。エレノアは息子を支え、クロスロードでマークとサラに出会います。サラとの会話で、エレノアは禁断の愛を受け入れる勇気を得ます。
- 第5章(2017年8月):マークとサラの家で、イーサンとエレノアは彼らの愛を目の当たりにし、自身も関係を深めます。エレノアはイーサンと初めて結ばれ、情熱的な愛の行為を通じて絆を確かめ合います。物語は2組の母子が愛と回復を見つける場面で締めくくられます。
見どころ
- サラとマークの初の愛の行為:野原での情熱的な場面。
- イーサンとエレノアの親密な瞬間:マークとサラの前での愛の行為の場面。
- 相互の愛の表現:両カップルが互いの行為を見ながら愛を深める場面。
評価
- ストーリー 3/5:美しい話になっていると思うのですが、ストーリーがどういう意図でこのように構成されたのかが読めなくて戸惑いも感じます。
- キャラクター 4/5:サラとエレノアの母性と愛の葛藤がリアルに描かれ、その点は魅力的だと感じました。
- 官能シーン 3/5:ストーリーの切実度が高いので、単純な娯楽小説としては少し評価しにくく、官能性が削がれているところがあると思います。
- 総合 3/5:テーマは深く、感動的な展開になっていますが、Eroticaでやるにはもう少し配慮が必要で、厳しいとも感じました。またメタ的に見ると、ストーリー構成に必然性があまりないのでどういう意図のもとで作られた作品なのかが今ひとつわからない。
- ★★★
まとめ
この作品もそうなのですが、著者のDreamerman77氏はかなり幅広い作品を書く方で、どれもそれなりの長さと品質、またテーマ性もバラエティがあります。よほど才能に恵まれているのか、複数の著者の共同ペンネームだったりするのか、そのあたりの正体を少し知りたいところですね。
Words:17700



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